徳島 皮フ科・形成外科 まつもと皮フ科

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皮膚のお話

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シミをどうにかしてほしい

2018.07.17
 はじめまして。院長の松本和也です。私は,昭和63年に徳島大学医学部を卒業した後,すぐに徳島大学病院の皮膚科に入局し,皮膚科や形成外科の分野で診療していました。卒業後30年が経ち、その間に経験したことを皮膚科、皮膚外科(形成外科)に関わる患者さんにお伝えしたいと思っています。

 今の社会全体の流れとして、健康・長寿だけでなく見た目もきれいになりたいという要望が強くなっています。皮膚科の中でも同じで、「しみをどうにかしてほしい」とよく言われるようになりました。

 いわゆる「しみ」には主に6つの状態があって、それぞれ異なった病名がついています。
①老人性色素斑(日光黒子):中年以降に頬やこめかみにできて,境目がはっきりした茶色で,わずかにもりあがることもあります。
②雀卵斑:いわゆるソバカスのことで,思春期までに下まぶた,頬,鼻にでき,薄い茶色で,もりあがりません。
③脂漏性角化症(老人性イボ):中年以降に顔や背中にできて,イボ状にもりあがります。ほとんどのものが黒色~褐色ですが,色の薄い場合もあります。



④後天性真皮メラノサイトーシス:両頬にできることが多く,後で説明する肝斑に似ていますが,茶色部分の大きさが肝斑より小さく,網目状になることもあります。肝斑との見分け方は,上下のまぶたの部分(アイホール)にもあれば後天性真皮メラノーシスで,アイホールが抜けていれば肝斑です。
⑤肝斑:妊娠や出産後に両頬に左右対称にできて,境目がはっきりしない茶色で,もりあがりません。額や口の周りにもできることがありますが,アイホールが抜けるのが特徴です。発症には女性ホルモンやメラニン細胞刺激ホルモンが関係していて,洗顔・化粧による摩擦が色素沈着を強くします。
⑥炎症後色素沈着:軽いすりキズが治った後の皮膚は,ピンク色できれいな色をしていますが,化膿したキズが治った跡やつぶれて膿が出たニキビ跡は茶色い色が残ってしまうことがあります。

それぞれの診断名と治療は、おおまかにまとめると下記のようになります。



レーザー治療は、保険が効く場合と効かない場合があるので、診察の際に相談してください。
2018.07.17 10:10 | 皮膚のお話
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