手アセの治療
令和5年6月より「手アセ」の塗り薬「アポハイドローション」が保険適応で処方できるようになりました。アポハイドローションは手のひらの皮膚から吸収され、皮膚の下にある交感神経から出される発汗を促す物質をブロックすることで、過剰な発汗を抑えます。
手アセの塗り薬は、今までは保険適応外の「塩化アルミニウム液」しかありませんでした。
多汗症に対して、ここ数年で3つの外用剤が発売され、治療の選択肢が増えました。
ワキや手の多汗症に対して、保険適応の塗り薬があります。
ラピフォートワイプは9歳以上、エクロックゲル・アポハイドローションは12歳以上で使用が可能です。
また、ワキのボトックス注射に関しては、保険でも可能ですが、手続きが煩雑なため、自費で受けられる方もいます。ボトックス注射は、以下の1)~3)の場合は受けることはできません。
1)12歳未満
2)全身の神経筋接合部の障害(重症筋無力症など)の方
3)妊婦
当院では、すべての治療方法に対応しておりますので、ご相談ください。また、ワキのボトックス治療の際には、手続きが複雑であるため、前もって料金をいただくこともあります。