徳島 皮フ科・形成外科 まつもと皮フ科

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皮膚のお話

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ピアスが埋まった

2021.02.02
ピアス・トラブルはいろいろありますが、今回は、ピアスが耳たぶの中に埋まり込んでしまうトラブルについてお話します。

まず、ピアスの構造ですが、
ピアス=ヘッド+軸(溝があります)+キャッチ



軸には溝が掘られていて、そこにキャッチが入ると「カチッ」と止まります。
ピアスが埋まるのは、ピアスのキャッチ側でなく、ヘッド側が、皮下に埋まり込むことがほとんどで、その原因は3つです。

①キャッチを押しすぎ



キャッチの押し込み過ぎで、少しずつヘッドが埋まりこみ、最終的にヘッド全体が皮下に埋もれてしまいます。このパターンが一番多いようです。

②ピアスの軸が短すぎる
耳たぶの厚さに対して、ピアス軸が短い場合は、キャッチを押しすぎたのと同じ理屈で、ピアスヘッドが埋もれてしまいます。
ファーストピアスは、これを防ぐために、軸を長くしてあります。ピアス穴をあける場合は必ずファーストピアスを使いましょう。

③髪の毛が引っかかる
キャッチ付近に髪の毛などが引っかかり、一瞬で、ピアスヘッドが皮下に引き込まれることがあります。ピアスヘッドが小さい場合は、特に注意しましょう。

上の①~③のパターンがほとんどです。

ファーストピアスをした後は、シャワーでよく洗うように指導しています。
ピアス軸を、表・裏の方向に出し入れして、軸をきれいに洗うのですが、この際にキャッチを押し込み過ぎることがあるので、注意しましょう。

もし、ピアスヘッドが埋まり込んでしまった場合は、局所麻酔の注射をしてから、ピアスヘッドを押し出します。
5~10分ほどの簡単な処置ですが、ヘッドに付いている宝石などが、外れて皮下に残ってしまうリスクもあるので、近くの皮膚科や形成外科などで相談してください。

2021.02.02 11:46 | 皮膚のお話
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