徳島 皮フ科・形成外科 まつもと皮フ科

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皮膚のお話

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眼瞼下垂:まぶたが重い

2021.09.07
眼瞼下垂~まぶたが垂れ下がる~

眼瞼下垂とは、まぶたが垂れ下がって、上方が見えにくくなる病気です。
眼瞼下垂になると、交通信号を見る時など、上方を見上げるときに、ひたいにしわを寄せて眉毛を上げたり、顎を突き出したりするので、頭痛や肩こりが起きやすくなります。
心当たりがある方は、セルフチェックしてみましょう。

セルフチェック方法
1.鏡の前で軽く目を閉じたあと、ゆっくりと余分な力を入れずに、目を開けます。
2.まぶたが黒目の中心(瞳孔)にかかっていれば、眼瞼下垂の可能性があります。


上の図では、まぶたが黒目の中心近くまでかぶっています。
眼瞼下垂です。


上の図では、まぶたが黒目の上の方まで開いています。
正常で、眼瞼下垂ではありません。

治療(手術)
1.まぶたを引き上げる筋肉(挙筋)を固定し直す手術:挙筋前転法
重瞼線(ふたえの線)に合わせて、皮膚を切開し、挙筋が働くように固定し直します。


挙筋を短くして固定します。キズは重瞼線と重なり、目立ちません。

2.余っている皮膚を切り取る手術:余剰皮膚切除
たるんでかぶさっている皮膚を切り取ります。
皮膚を取る位置は、①重瞼線、②眉の下、③眉の上 の3通りです。


①重瞼線で皮膚を切除すれば、キズあとは重瞼線と重なり、ほとんど目立ちません。
②、③眉毛の上や下に沿って、切除する場合でも、細かく縫合すれば、キズはあまり目立ちません。さらに、まぶたの薄い皮膚はそのままで、眉毛付近の厚い皮膚だけを切るので、より自然な目元になります。

挙筋前転法と皮膚切除の両方をすることもあります。

手術費用は、保険適応があり、3割負担の方で、約2万2千円です。

注意:
1.生まれつきの眼瞼下垂は、上の手術法とは違う方法で治療します。
2.美容の二重まぶたの手術と眼瞼下垂の手術は違います。二重まぶたの手術は保険が適応されません。
2021.09.07 21:34 | 皮膚のお話
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